おたよりコーナー第二弾!
臥龍塾の専属カメラマンこと清オトンさんからの3つのご質問。
そのうち1つにお答えしたいとおもいます。
「イスカちゃんラベルが木工ボンドだといずれ剥がれる」
多発するイスカちゃん脱走未遂事件ですね。
剣の根元に貼られてるスポーツチャンバラ公認ラベル
そこに描かれてる『イスカちゃん』スポチャン関係者で知らない人がいるとは思えませんが、念のためご紹介を
International Sports Chanbara Association(インターナショナル・スポーツ・チャンバラ・アソシエイション)の頭文字を採ってISCA(イスカ)ちゃんだそうです。
見てくださいこのデザイン
日本人がデザインしたとはおもえないシュールでハイセンスなキャラクター
てっきり外国人が描いたんだとおもってましたが、なんと!スポチャン協会会長である田邊氏によるものだったんですね。「太古の時代よりすでに剣術は文化であった…」(著書より引用)から『原始ぎゃる』が剣を持ってるキャラクターになったそうです。
世界展開を考えると無難にサムライのデザインにしてしまいそうですが、そこを原始ぎゃるにしてしまう田邊氏
発想のスケールが違います。
田邊氏をwiki調べてみると
2014年 藍綬褒章受章。絵画・陶芸・書を嗜み、二科展で5年連続入賞。
2016年 横浜文化賞受賞
経営者、武道家、芸術家と多才な方なんですね。
そうそう、メルカリにこんなものが出品されてました。
『イスカちゃんカップ』
なんだかな…
長いこと売れ残ってますので誰か買ってあげてください。
送料込みで¥750
このコップとか表彰状とか公式認定されてるものにはイスカちゃんが印刷れてるんですが、微妙にデザインが異なるらしく。
年々太りだしてるとウワサが…ぽっちゃりイスカちゃん。
ぽっちゃり好きは探してください。
と!いうことで今回は
ラベルの修繕方法
①布専用接着剤
百均でも売ってますが、イマイチだったんで
少し値ははりますが、布ッチ!クリアを使ってます。
これにはハケとプラ板が付属
東急ハンズで¥700ぐらい
②トレーシングペーパー 1枚
百均で売ってます
③段ボール、または厚紙
横幅は外袋に入れるサイズで長さはラベルより長く
④アイロン
まずは外袋を取り外します。
取り外すにはまずグリップを取らなければなりませんので
外し方はグリップ編#01を参照してください。
この外袋はすでに左上と右下に修繕した跡がみうけられますね
はみ出して黒ずんでしまってます。
準備していた段ボール、または厚紙を外袋の中に入れ、ちょうどラベルの裏にくるようにします。
差し込む理由は、くっつき防止です。念のため
付属のプラ板に接着剤を適量出します。
守ってもらいたいのは
接着剤は絶対に直接外袋に付けないでください。
付け過ぎや、ハミ出しの原因になりますし、たまにしか使わないので接着剤が劣化しているのに気づかず、汁だけ出て大参事になることも…
ハケを使ってハミ出さないよう均一に塗ります。
ラベルをくっつけた後、トレーシングペーパーを載せます。
この後アイロンをかけるのですが、くっついたりしないようにするためです。
クッキングペーパーでもいいかもしれません。
低温に設定したアイロンでじっくりくっつけます。
ラベルの角は念入りに
はい出来上がり
にじみやハミ出しもなくキレイにくっつきました。
布用の接着剤なので洗濯(水)に強く剥がれにくいです。
清オトンさんの「木工用ボンドはすぐ剥がれる」問題は解決するはずです。木工用ボンドには耐水性がないですからね。
汗とかにも弱いんじゃないかとおもいます。
ということで、清オトンさん『ラベルの修繕方法』お試しください。
しかし、まだ2つ質問が残ってましたね(^_^;)
質問にも絡む『芯材編』を加えたいんですが、なかなかボリュームがあって手が進まない…
とりあえず軽いやつから答えてみました。
最近、質問が徐々に増えてきました。
「裏臥龍塾を参考に修理してみたよ」とのコメント、うれしー(^^)
裏臥龍塾TOPページの下のところに誰でもコメントできるところがあります。
覗いてみてください。
ということで
このページを参考にした修理、分解はすべて自己責任でお願いします。
ではでは